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路線価が出ました

2019.07.2 [財産評価]
日本地図

皆様、こんにちは。税理士の三田洋造です。

昨日(7月1日)例年どおり、国税庁から全国の路線価図等が公表されました。

私も早速チェックしてみました。

まずチェックしたのは自宅(木更津市内某所)の路線価です。
なんと、昨年よりもいきなり3,000円(㎡)も上がっていました。
これにはちょっと驚きました(笑)。

次に、当法人の路線価です。
はじめに、本店所在地である船橋市夏見台のほうをチェックしました。
当法人の夏見台オフィスの敷地は東西に長く伸びており、東側と西側で道路に接していますが、それぞれの路線価は昨年と全く同額でした。

船橋駅前相談室外観

次に、今年2月に開設した「船橋駅前相談室」(ダイアパレスステーションプラザ船橋411号室)の土地の路線価をチェックしました(ここは賃貸なので、所有している訳ではないのですが、一応調べてみることにしました)。

すると、ダイアパレスの路線価は、昨年よりも3,000円(㎡)上がっていました。さすが船橋駅前です(笑)。

 

次に、懇意にしている司法書士先生の千葉オフィス付近もチェックしてみました。こちらも2,000円(㎡)上がっていました。

こんな感じで、私が知っている土地を数カ所チェックしただけでも、路線価があがっている地域が結構あることがわかります。

 

路線価が上がるということは…

路線価が上がるということは、相続税上は納税者にとって不利です。なぜならば、土地の評価額が上がるから。
でも、路線価は土地の時価の反映なので、路線価が上がっているということは、その土地の所有者にとっては、所有財産の価値が上がっていることを意味します。

資産価値

したがって、路線価が上がるということは、決して悪いことではなく、むしろ良いことだとポジティブに考えたいものです。

特に、相続した土地(例えば空き家になってしまった元実家など)を売りたいような場合、たとえ前年よりも路線価が上がっていて、相続税上はちょっと不利になっていたとしても、売るときの値段も上がっている可能性も高いので、トータルで考えると有利な方向に働くとも言えます。

ちなみに念のため。
路線価とは、その道路に接する宅地の1㎡あたりの値段のことです。
決して道路そのものの値段ではありません。

また、路線価は時価の8掛け(0.8倍)などとも良く言われます。
つまり、路線価を0.8で割り戻して、さらに3.3を掛けると、その土地の1坪あたりの時価の見当がつく、という訳です。

皆様も自宅や勤務先の土地、友人知人の自宅あたりの土地、あるいはいきつけのお店がある辺りの土地とか、まあなんでもいいのですが、ちょっと気になる土地の路線価を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。そして前年と比べてみてはいかがでしょうか。
きっと何かしら面白い発見があると思います。